渋谷の喧騒から少し離れた円山町にひっそりと佇む「イベリコ豚おんどる焼 裏渋屋」は、本物のイベリコ豚を追求し、独自の調理法で提供する隠れ家のような専門店です。日興パレスビル1Fに位置し、その名の通り「裏渋屋」として、知る人ぞ知る名店として親しまれています。
アクセスは、京王井の頭線神泉駅から徒歩約2分と非常に近く、渋谷駅からも各線を利用してアクセスしやすい立地です。JR渋谷駅からは徒歩約7分から10分、地下鉄半蔵門線および東急田園都市線渋谷駅のA0出口からは徒歩約6分から7分、東急東横線渋谷駅のA0出口からも徒歩約7分と、主要駅からのアクセスも良好です。専用駐車場はありませんが、近隣にはコインパーキングが利用可能です。
この店の最大の特徴は、イベリコ豚の中でも最高級とされる「ベジョータ」のみを厳選して提供している点にあります。オーナー自らが毎年スペインの生産者を訪れ、その品質を確かめ、本物だけを仕入れるという徹底したこだわりが、訪れる人々に「感動するほど美味い豚肉」との出会いを提供しています。肉質はきめ細やかで、人肌でとろけるような甘く芳醇な脂が、イベリコ豚本来の醍醐味を存分に引き出します。
料理の核となるのは、韓国済州島産の天然石板を使用した「おんどる焼」です。斜めに設置された石板で焼き上げることで、余分な脂は自然に排出され、石の遠赤外線効果により、肉は外はカリッと香ばしく、中はふっくらとジューシーに焼き上がります。この伝統的な調理法に加え、バリ島クサンバで天日乾燥させたミネラル豊富な天然塩や、香川県三豊市産の無添加黒にんにくを使った特製のタレなど、イベリコ豚の美味しさを最大限に引き立てる名脇役にもこだわっています。
メニューの中心は、イベリコ豚の魅力を余すことなく堪能できるコース料理です。「おんどるコース」は税込4,950円で、イベリコ豚の石焼5種類を中心に、前菜盛り合わせ、日替わりの小鉢、炙りコンフィ、〆、ミニデザートがセットになっています。また、2022年の全面リニューアルで新設されたカウンター席では、目の前で調理されるライブ感が楽しめる「串鉄板焼きおまかせコース」が人気を集めており、ベジョータをはじめ旬の海鮮や野菜を堪能できます。その他にも、イベリコ豚の旨味が溶け込んだ「イベリコ豚しゃぶしゃぶコース」や、期間限定で提供される「イベリコ豚と夏野菜の贅沢トマトすき焼コース」、さらには「イベリコ豚「まんが肉/肉塊」特撰コース」といったユニークなコースも用意され、様々な形でイベリコ豚の奥深さを体験できます。ランチ営業については、現在、人手不足のため休止している場合がありますので、訪問前に確認が推奨されます。ディナーの平均予算は5,000円程度とされています。
座席は全16席とこぢんまりとしており、まさに隠れ家的な雰囲気を演出しています。カウンター席のほか、テーブル席も用意されており、グループ利用にも対応可能です。特に注目すべきは個室の存在で、5名から8名での利用が可能です。「イベリコ豚「まんが肉/肉塊」特撰コース」を5名以上で利用する場合は、個室使用料が無料になるサービスもあります。また、個室利用時には、セルフ形式で飲み放題が楽しめるプランも提供されており、3,300円でドリンクを持ち込み可能(持ち込み無料)という特別なサービスも利用できます。車いすでの入店も可能なため、幅広い客層に配慮が行き届いています。
「イベリコ豚おんどる焼 裏渋屋」は、ただイベリコ豚を提供するだけでなく、その最上級の品質、ユニークな調理法、そしてお客様への特別なサービスを通じて、記憶に残る食体験を提供する、渋谷の知る人ぞ知るイベリコ豚専門店です。