東京都世田谷区経堂に位置する四川料理 蜀彩は、小田急小田原線経堂駅南口より徒歩わずか数分というアクセス至便な場所に店を構える本格四川料理の専門店です。経堂農大通りを進んだ先の、1階に餃子店があるビルの2階に上がると、その奥深い四川の味の世界が広がります。長年にわたり地域の人々に愛され続けているこの店は、店主が原宿の「龍の子」や川崎の「川香苑」といった名立たる四川料理店で修行を積んだ経験を持つ、確かな腕を持つ料理人によって営まれています。本場四川省から取り寄せた香辛料を巧みに使いこなし、奥深い香りと旨味が特徴の料理を提供しており、単に辛いだけでなく、香りと味わいの複雑なハーモニーを堪能できると評判です。
店内は20席から22席ほどのこぢんまりとした落ち着いた空間で、テーブル席の他に掘りごたつ式の座敷席も用意されています。個室の用意はありませんが、貸切での利用は20名から50名まで対応可能で、各種宴会などにも適しています。全席禁煙のため、料理の香りを存分に楽しめるのも魅力の一つです。週末のランチタイムは特に賑わい、開店と同時に満席になることもあるほどの人気ぶりで、夜の利用に関しても事前の予約が推奨されています。
四川料理 蜀彩のメニューは、その本格的な味わいで多くの人々を魅了しています。中でも、口水鶏(よだれどり)は、10種類もの香辛料を駆使して作られたラー油が決め手となる逸品で、痺れる辛さの中に深い旨みが感じられ、見た目も鮮やかです。ランチタイムには、麻婆豆腐ランチが1,100円で提供されており、ライスのおかわりが自由という嬉しいサービスが付いています。麻婆豆腐はランチ向けに辛さを控えめに調整されていますが、好みに応じて辛さを増すことも可能です。また、2,800円のランチミニコースでは、前菜3種盛り合わせや本日のスープ、メイン料理、漬物、ライス、杏仁豆腐など、充実した内容を楽しむことができます。
ディナーの予算は一人あたり4,000円から5,000円程度で、よだれ鶏(1,320円)や麻婆豆腐(1,300円)といった定番の他に、豚耳を薄切りにした冷菜や柔らかく火を通した蒸し鶏に生姜と葱の塩味ソースをかけた一品、山椒風味の豚タンなど、工夫を凝らした一品料理が豊富に揃っています。また、2名から注文可能な四川鴛鴦火鍋など、特別なコース料理も用意されており、多様なシーンで利用できます。ドリンクメニューには、料理と相性の良い紹興酒やワインの他、ビール、焼酎なども取り揃えられています。支払いは現金、またはPayPayによるQRコード決済が利用可能です。駐車場は完備されていませんが、近隣にはコインパーキングが多数存在します。月曜日と火曜日の不定休を除く毎日、ランチは11:30から15:00(L.O.14:45)まで、ディナーは17:30から22:30(L.O.21:30)まで営業しており、本格四川料理を気軽に、あるいはじっくりと味わうことができる貴重な存在です。