JR錦糸町駅から徒歩約6分、東京メトロ半蔵門線錦糸町駅からは徒歩7分ほどの距離に位置する「在月(ありつき)」は、駅前の賑わいから少し離れた墨田区太平の落ち着いたエリアに佇む創作和食の居酒屋です。永田マンションの1階にひっそりと暖簾を掲げ、まるで隠れ家のような品格ある佇まいが特徴です。店内は落ち着いた雰囲気が漂い、訪れる人々を温かく迎え入れる居心地の良い空間が広がっています。経験豊富な店主が手掛ける料理は、和食の基本を大切にしつつも、独創的なアイデアが光る逸品ばかり。お客様からの口コミで評判が広がり、一度訪れると季節ごとに足を運びたくなるという声も聞かれるほど、多くの常連客に愛されています。
「在月」で提供される料理は、手間暇かけて丁寧に作られたものばかりです。中でも、白はまぐりとも呼ばれるホンビノス貝の酒蒸しは、磯の香りと濃厚な出汁が凝縮され、プリプリとした食感がやみつきになる人気メニューの一つです。また、知る人ぞ知る名物として挙げられるのが「特製 卵かけご飯」。醤油に漬け込んだ卵黄と、ふわふわに泡立てられた卵白のメレンゲがご飯の上に美しく盛り付けられ、他では味わえない上品な風味と食感を楽しめます。その他にも、季節の野菜をふんだんに使った盛り合わせや、香ばしく焼き上げられた岩中豚の味噌焼、酒盗とアンチョビを組み合わせたポテトなど、和食に留まらない約40種類もの創作料理が日替わりで提供されており、訪れるたびに新たな味の発見があります。
ドリンクメニューも充実しており、料理との相性を考え抜かれた豊富なラインナップが魅力です。特に日本酒は、季節限定の銘柄を含め、全国各地から厳選された地酒が取り揃えられています。高知出身の店主の奥様も太鼓判を押す「酔鯨 特別純米」は、すっきりとした辛口で後味のキレが特徴。米どころ新潟の「久保田 紅寿」は、口に含んだ瞬間の甘みから酸味、そしてコクへと移り変わる繊細な味わいが楽しめます。宮城の浦霞や佐賀の七田、福島の写楽など、日本酒好きにはたまらない銘柄が並び、一部は飲みきりサイズの四合瓶での注文も可能です。焼酎では、珍しい高知の栗焼酎「ダバダ火振」も用意されており、ほのかな栗の香りと甘みが、どのような飲み方でも美味しくいただけます。ビールやサワー、ハイボール、グラスワインなども揃い、様々なニーズに応えています。
座席は、カウンター席も完備されており、お一人様でも気軽に立ち寄れる雰囲気です。また、貸し切り利用も可能で、少人数での集まりや特別な宴会にも対応できます。店内は喫煙可能店のため、お子様連れの利用は控えるのが良いでしょう。ディナーの平均予算は3,500円から6,000円程度とされており、リーズナブルな価格帯で高品質な創作和食を堪能できると評判です。夜には定食メニューも用意されており、1,100円から1,500円程度の価格で提供されています。
「在月」は、大きな宣伝をせずとも、訪れたお客様の心をつかみ、口コミでその魅力が広がるお店です。温厚なご夫婦が作り出す穏やかな空間と、お客様の要望にできる限り応えようとする姿勢が、長く愛される秘訣です。メニューにない料理のリクエストに応えたり、新しいお酒を仕入れたりすることもあり、お客様とのコミュニケーションを大切にするきめ細やかなサービスも人気の理由の一つです。営業時間は火曜日から日曜日の17時から23時までで、料理のラストオーダーは22時、ドリンクは22時30分です。最終入店時間は21時30分となります。月曜日が定休日ですが、不定休の場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。オンラインでの予約も可能で、スムーズな入店が期待できます。