東急東横線都立大学駅から徒歩数分の閑静な住宅街に佇む「kapi parlor(カーピーパーラー)」は、日々の喧騒を忘れさせてくれる隠れ家のようなカフェです。都立大学駅から中根小通りを南へまっすぐ歩くと、中根公園のほど近くに、緑色のテントとガラス張りの外観が目印の店舗が見えてきます。店内は木製の明るいインテリアとグリーントーンの内装で統一され、訪れる人々に穏やかで和やかな時間を提供しています。2018年5月にオープンしたこのカフェは、昔ながらの喫茶店のようなゆっくりとした空間を大切にしており、一人でも気軽に立ち寄れる落ち着いた雰囲気です。
「kapi parlor」というユニークな店名は、オーナーが敬愛するアーティスト、スキマスイッチがラジオ番組で提案したことに由来しています。「kapi」はインドや韓国でコーヒーを意味し、「parlor」は「客人をもてなす場所」「おしゃべりする場所」を指します。コーヒーを片手に楽しくゆったりと過ごせる場所でありたいという想いが込められており、沖縄の素朴で手作り感あふれる「パーラー」のイメージも取り入れられています。
このカフェの大きな魅力は、旬のフルーツをふんだんに使用した芸術的なパフェと、丁寧に手作りされたケーキです。特に季節限定のパフェはSNSでも話題を集めており、見た目の美しさだけでなく、その味わいにもこだわりが感じられます。例えば、夏にはスイカ、初夏にはブルーベリー、秋にはほおずきや柿を使ったパフェが登場し、それぞれの旬の味覚を存分に楽しめます。過去には桜やいちごをテーマにしたパフェ、桃を丸ごと使用したパフェ、さらに栗の渋皮煮を贅沢に使ったマロンパフェなども提供されており、訪れるたびに新しい発見があります。定番メニューとしては、人気のチョコバナナパフェやベリーパフェがあり、価格は800円台から、季節限定のパフェは1,750円や1,950円といった価格帯で提供されています。ショーケースには本日のケーキやデザートが並び、ハンドドリップで淹れるこだわりのコーヒーやクラフトビール、焼き菓子なども楽しめます。
店内には合計16席が用意されており、少人数用のテーブル席が数席と、壁際にカウンター席が設けられています。カウンター席にはWi-Fiが完備されているため、パソコンを使った作業や読書など、それぞれの時間を過ごすことも可能です。また、こちらのお店では一般的な冷たいお水の代わりに温かいお白湯が提供されるという、心遣いを感じさせる特別なサービスがあります。これは体を労わるオーナーの配慮からくるもので、冷たいものを食べるパフェとの相性も抜群と評判です。貸切での利用も相談可能で、女子会や誕生日会、結婚式のお祝いなど、様々なイベントにも対応しています。また、不定期にスイーツのシェア会といった店舗主催のイベントも開催されることがあります。
都立大学の落ち着いた環境で、こだわりのスイーツとドリンク、そして心温まるサービスを堪能できる「kapi parlor」は、日常のちょっとしたご褒美や、大切な人との語らいの場として最適な一軒です。