東京都台東区浅草橋に位置していたスパイスカレー専門店「カリーギーク」は、2024年8月に千代田区東神田へ移転しました。新しい所在地は東京都千代田区東神田2-8-1となり、JR浅草橋駅西口からは徒歩約3分、都営浅草線・都営新宿線の馬喰横山駅からも徒歩約3分、JR総武快速線の馬喰町駅からも徒歩約4分と、複数の駅からアクセスしやすい場所にあります。移転前の浅草橋での店舗は、エンジニアやクリエイターなどが集まるコワーキングスペース「技研ベース」の一角で営業しており、店内には多くの書籍やガジェットが並ぶ個性的な空間が特徴でした。
カリーギークの店主は、もともと出版社でデザイナーとして活躍されており、カレーに対する深い情熱から自身の店をオープンされたという経緯を持っています。「ギーク」という言葉が持つ「特定の分野に卓越した知識を持つ人」という意味を体現するように、カレー作りにおいても常に探求を続けられています。
提供されるメニューは、基本的に定番カリーと週替わりカリーの2種類です。定番カリーとしては、南インド風チキンカリーやバターチキンカリー、キーマカリーなどがこれまでに提供されてきました。週替わりカリーでは、西インドのポークビンダルやポークマサラ、ココナッツミルクのチキンカレー、グリーンカリー、東インドのおさかなカレーなど、バラエティ豊かなスパイスカレーが登場し、訪れるたびに新しい味との出会いが期待できます。両方のカリーを楽しめる「カリー2種盛り」も用意されています。価格帯は概ね1000円台前半で、本格的なスパイスカレーを手軽に楽しめます。カレーには、玉ねぎや大根のアチャール、ゆでたまごなどが付け合わせとして添えられることがあり、これらがカレーの味を引き立てます。使用されるライスはターメリックライスで、ルーとよく絡むよう少し固めに炊かれている点が特徴です。また、辛さに関しては、卓上に備え付けられた特製の辛味調味料で自由に調整できるため、辛いものが得意な方も苦手な方も自分好みの味で楽しむことができます。店主はカレーのベースとなる玉ねぎを時間をかけてしっかりと炒めることで、複雑なコクと深みのある味わいを作り出していると語られています。
移転後の店舗は3階建てのビル一棟を使用しており、以前の間借りでの営業時と比べて、より広い空間で食事ができるようになりました。新しい店舗は神田川に面しており、テラス席のような開放的なスペースもあるとのことです。詳細な座席構成(個室やソファ席の有無など)に関する情報は見られませんでしたが、お子様連れでの利用も可能であったという情報もあります。
カリーギークでは、店内での食事だけでなく、テイクアウトにも対応しており、自宅やオフィスでもこだわりのスパイスカレーを味わうことができます。さらに、お店の味を家庭でも楽しめるように、オリジナルのスパイスキットもオンラインで販売しています。このスパイスキットは、必要なスパイスが使い切りの量でセットになっているため、スパイスを余らせる心配なく本格的なカレー作りに挑戦できると好評です。支払い方法としてはPayPayも利用できるようです。
営業時間はランチタイムが水曜日、木曜日、金曜日の11時30分から13時30分ラストオーダー、ディナータイムは金曜日のみ18時から22時30分ラストオーダーとなっています。月曜日、火曜日、土曜日、日曜日、祝祭日は定休日です。浅草橋での間借り営業から、東神田での新たな独立店舗へと移ったカリーギーク。カレーへの深い知識と情熱を持つ店主が生み出す個性豊かなスパイスカレーを、新しい空間でぜひ体験してみてはいかがでしょうか。