東京都渋谷区代官山町に位置するイタリアンレストラン「falo(ファロ)」は、東急東横線代官山駅から徒歩およそ3分の場所にあります。代官山駅北口から坂を下り、代官山通りを右に進み、交差点を越えてすぐの地下1階に店舗を構えています。また、東京メトロ日比谷線やJR山手線・埼京線の恵比寿駅からも徒歩圏内でおよそ8分から9分ほどの距離です。
店名である「falò」はイタリア語で「焚き火」を意味し、その名の通り炭火を使ったダイナミックなイタリアンをコンセプトとしています。店の中央には炭火台が配され、その周囲を囲むようにコの字型のカウンター席が設けられています。臨場感あふれるオープンキッチンのスタイルで、シェフが食材を炭火で調理する様子を間近で見ながら食事を楽しむことができます。全席がカウンター席となっており、席数は30席です。個室の用意はありません。
厨房に立つのは、広尾のイタリアンレストラン「アクアパッツァ」で料理長を務めた経験を持つ樫村仁尊シェフです。確かな腕を持つシェフによる料理は、旬の魚介や野菜、お肉といった素材の味を最大限に引き出すシンプルな調理法が特徴です。炭火での火入れにこだわり、香ばしい香りを纏った一皿を提供しています。
料理の中でも特に人気なのは、お店のスペシャリテとも言える「塊で焼いたポルケッタ」です。イタリア風のローストポークで、炭火でじっくりと焼き上げられた肉塊は見た目にも迫力があります。また、目の前で豪快に藁で炙られる「カツオの藁焼き」も多くの人に支持されています。前菜には、藁で炙ったブリや、炙りイノシシのモモ肉を使ったサラダ、小さなハマグリの炭火焼きなどがあり、個性豊かなメニューが揃います。パスタも人気が高く、特に「falo自慢のミートソース」や、その日の食材を使ったお好みのパスタもリクエストに応じて作ってもらえます。その他、炭火で焼いた各種野菜やお肉、魚料理、デザートまで、幅広いメニューを提供しています。
ドリンクはイタリアのナチュラルワインを中心に、常時20種類ほどのグラスワインが用意されています。グラスワインは千円以下のものからあり、ボトルワインも比較的リーズナブルな価格帯のものが揃えられています。料理とのペアリングをソムリエに相談しながら楽しむことも可能です。
予算はディナー営業のみで、平均的には8,000円から15,000円程度のようです。お通し代として別途料金がかかります。支払いには各種クレジットカードやPayPay、楽天ペイといったQRコード決済も利用できます。
特別なサービスとしては、ソムリエが在籍していることや、店舗で提供している料理の一部をオンラインで購入できるお取り寄せ販売、デリバリーに対応している点が挙げられます。また、貸切での利用も相談可能な場合があります。
「falo」は、その独創的な「焚き火イタリアン」のスタイルと、樫村シェフの確かな技術に裏打ちされた料理、そしてアットホームながらもおしゃれな空間が評価され、「ミシュランガイド東京」で2020年から5年連続でビブグルマンとして掲載されています。カジュアルな雰囲気の中で本格的な炭火焼きイタリアンを堪能できるため、気の置けない友人との食事や、賑やかな雰囲気でのデートなどにおすすめです。木曜日が定休日で、その他不定休もあります。