東京都杉並区下井草に位置する「膳口味児(シャンコワール)」は、JR阿佐ヶ谷駅および西武新宿線鷺ノ宮駅からいずれも徒歩約15分、西武新宿線鷺ノ宮駅北口からは徒歩約13分ほどの、阿佐ヶ谷と鷺ノ宮のほぼ中間地点、阿佐谷北六丁目交差点の角に佇む中華料理店です。テイクアウトを中心に2020年2月にオープンし、「家で作る中華とは少し異なる、季節の食材を取り入れつつ、お子様からお年寄りまで誰もがほっとできる味わいの料理」を提供することをコンセプトとしています。店主は東京、北京、蘇州、上海と各地で長年にわたり研鑽を積んだ経験を持ち、その経験が活かされた本格的ながらも街の頼れる食堂のような温かみのある料理を提供しています。
テイクアウトでは、歩道に面したショーケースに温かい料理の熱菜、冷たい料理の涼菜、点心、そしてデザートの甜品など、幅広い種類の中華惣菜が並べられています。日々の献立はSNSでも積極的に発信されており、定番メニューはもちろん、清明節に合わせたナズナの青団のような季節ごとの特別なメニューも登場し、訪れるたびに新たな味との出会いが期待できます。テイクアウトメニューの一例としては、黒酢の酢豚や青椒肉絲がそれぞれ600円、唐揚げが500円、春巻が100円などで提供されており、手軽に本格的な中華の味を楽しむことができます。
店内にはイートインスペースも設けられており、作りたての料理をその場で味わうことも可能です。特に、イートインのために設けられた小さな個室が一つあります。この個室は一部のメディアでは総席数として紹介されるほどコンパクトながらも特別な空間で、一つのテーブルが配され、主に2名でゆったりと過ごすのに適しています。季節によっては間口を開放することで3名での利用も可能となりますが、人気のため予約が推奨されています。この個室は換気設備も備わっており、感染症対策も講じられています。店内は全席禁煙となっています。
イートインでの提供はランチタイムとディナータイムに分かれています。ランチタイムには日替わりの主菜に、お新香、サラダ、スープ、ライスが付いたセットメニューが提供されています。ディナータイムにはアラカルトメニューのほか、一人あたり3,000円から7,000円程度の予算に応じておまかせコースを組んでもらうことも可能です。様々な地方で腕を磨いた店主の経験に基づいた、その日ならではの特別な中華料理を堪能することができます。
支払い方法に関しては、クレジットカード(AMEX、VISA、マスター、DINERS、JCB、Discover、銀聯)や各種電子マネー(Suica、PASMO、ICOCA、iD、QUICPay、ApplePay)、さらにQRコード決済(PayPay、d払い、LINE Pay、au PAY、メルペイ)にも対応しており、多様な決済手段が利用可能です。店舗では感染症対策として、入店時の検温や施設内のマスク着用依頼、店内の消毒液設置、テーブルごとの仕切り設置、他グループとの相席禁止、非接触型決済の導入、会計スペースの仕切り設置、テイクアウト用待ちスペースの確保など、様々な取り組みが行われています。また、従業員の勤務時の検温やマスク着用、手洗いなども徹底されています。駐車場やWi-Fi、バリアフリー設備はありません。営業時間は月曜日、水曜日から日曜日の11:30から14:30と17:00から22:00(料理L.O. 21:00)で、火曜日が定休日です。テイクアウトはもちろん、隠れ家のような空間で本格中華をゆっくりと味わいたい際にも立ち寄ってみる価値のある一軒です。