東京都新宿区四谷に位置する「卯水酉(うみどり)」は、日本酒とこだわりの和食を堪能できる居酒屋です。東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目駅の2番出口から徒歩約1分から2分とアクセスしやすい場所にあります。地上に出て新宿方面へ進み、「日高屋」の手前の路地を右折すると、黒い壁面に杉玉の絵が見えるビルがあり、その地下1階に店舗を構えています。入口のインターフォンを押して入店するシステムです。
「卯水酉」は、かつて「animism bar 鎮守の森」として営業していましたが、日本酒のペアリングが必須ではなくなり、アラカルトでの注文も可能になるなど、スタイルを変更したことに伴い店名も改められました。店名の「卯水酉」には、日本酒に用いられる漢字が組み合わされており、日本酒文化への深い思いが込められているとされています。店内は落ち着いた空間で、隠れ家のような雰囲気を持っています。座席はカウンター席とテーブル席があり、総席数は26席程度です。カウンター席は6席、テーブル席は20席あり、最大30名までの貸切利用も可能です。個室や半個室、座敷、掘りごたつ、ソファ席、テラス席はありません。全席禁煙ですが、店外に喫煙スペースが設けられています。駐車場はありませんが、近隣にコインパーキングがあります。
この店の大きな特徴は、日本酒の品揃えの豊富さです。常時200種類近い日本酒を取り揃えており、日本酒好きには特におすすめです。日本酒の他にも、クラフトビール約12種類や自然派ワイン数種、焼酎なども提供しています。料理は、日本酒との相性を考えて作られた和食が中心です。特に、石巻の仲買人である大森氏が厳選し、独自の神経締め「大森式流通」で仕入れた旬の魚を使った刺身盛り合わせや、鍋料理に力を入れています。年間を通して楽しめる名物の「牡蠣の土手鍋」は、名古屋味噌をベースとした一人前3,300円(税込)で、〆の麺まで付いています。また、冬季限定(10月~3月頃)で提供される「痛風鍋」は、白子、あん肝、牡蠣、ハマグリといった魚介を贅沢に使用した季節限定の鍋で、一人前4,300円(税込)です。これらの鍋料理は、事前の予約が推奨されています。
メニューはコースとアラカルトがあり、様々なシーンに合わせて利用できます。コースには、料理のみのコースと、日本酒約50種類が2時間飲み放題となるコースがあります。料理のみのコースは5,500円(税込)から、飲み放題付きのコースは9,000円(税込)から用意されています。コースの内容によっては、人気の生牡蠣食べ比べや旬の食材を使った料理、刺身盛り合わせなどが含まれます。アラカルトメニューも充実しており、日本酒のアテにぴったりな酒肴が豊富です。自家製燻製盛り合わせ(770円)、酒粕カニ味噌(550円)、酔っぱらい海老(660円)などがあります。アラカルトで利用する場合、別途突き出し代として1,300円(税込)がかかります。予算の目安は、ディナーは8,000円から10,000円程度、ランチは1,000円程度です。クレジットカード(VISA、Mastercard、Amex、Diners、JCB)での支払いが可能です。
特別なサービスとして、英語のメニューも用意されており、海外からの利用者にも対応しています。また、お酒の香りを存分に楽しむため、香りの強い香水などをつけての来店は控えるように案内されています。過去には「食べログ 居酒屋 百名店 2022」に選出された実績もあります。電話予約の他、一部のグルメサイトからはネット予約も可能です。キャンセルポリシーが定められているため、予約の際は確認が必要です。