東京都中野区沼袋、西武新宿線沼袋駅北口から徒歩およそ3分圏内に位置する「居酒屋ぱんち」。沼袋1-36-9グランパレス沼袋1Fに店を構えるこの居酒屋は、長年にわたり地元の人々に愛されてきた和風の雰囲気を持つお店です。2014年にオープンし、アットホームで和気あいあいとした雰囲気が常連客を中心に支持されています。温かく気さくな店主が一人で切り盛りしており、多くの客が一人で訪れても寂しさを感じさせない居心地の良さがあります。
「居酒屋ぱんち」の最大の特徴は、漬物職人の経歴を持つ店主が手作りする自家製漬物です。かつて漬物店を営んでいた経験を活かしたこだわりの漬物は、この店の看板メニューであり、遠方からこれを求めて訪れる客もいるほど。漬物が得意ではなかった人が「ぱんち」の漬物をきっかけに漬物好きになったというエピソードも見られます。特に人気が高いのは、厚切りにされて味がよく染み込んだ長いも漬けで、シャクシャクとした食感が楽しめると評判です。他にも、爽やかな香りのゆずかぶや、酒が進むねぎ味噌などがあり、その時期ならではの旬の漬物に出会えることも。
メニューは自家製漬物以外にも幅広いラインナップを取り揃えています。新鮮な魚介類や、築地から仕入れたという刺身や焼き魚といった魚料理をはじめ、うなぎ串などの定番居酒屋メニューも提供されています。また、チーズマーボー茄子やチヂミのようなスタイルのにら玉といった個性的な一品料理もあり、訪れるたびに新しい味を発見できる楽しみがあります。お酒は、手頃な価格帯のサワー類から、日本酒、焼酎まで各種揃えられており、店主こだわりの地酒も楽しめます。おつまみや一品料理は300円台から400円台が中心となっており、沼袋エリアでもリーズナブルに飲食できる価格設定です。平均予算は2000円前後と、日常使いしやすいのも魅力です。お通しや席料はかからないため、気軽に立ち寄って「チョイ飲み」を楽しむことも可能です。
店内はカウンター席が中心で、奥にテーブル席も用意されています。総席数は11席または12席と、こぢんまりとしており、店主や他のお客さんとの会話も生まれやすいアットホームな空間です。個室や座敷、掘りごたつ、ソファー席はありません。入り口付近には立ち飲みと表記された看板が見られることもありますが、基本的には椅子に座ってゆっくりと過ごすことができます。
特別なサービスとしては、予約をしたお客さんには店主がお花を用意してくれる心温まるサービスがあるようです。また、ペット同伴が可能という点も、愛犬家などにとっては嬉しいポイントです。お祝いやサプライズにも対応してくれる場合があります。ただし、貸切や飲み放題、食べ放題のサービスは提供していません。支払いは現金のみで、クレジットカードや電子マネー、QRコード決済は利用できません。喫煙に関しては全席で可能となっていますが、20歳未満の方の入店は同伴であっても断られます。
沼袋の隠れ家的な存在として、自家製漬物と温かい人柄の店主、そしてリーズナブルな価格設定が魅力の「居酒屋ぱんち」。一人でじっくり飲むのも、友人と語らうのも、アットホームな雰囲気の中で美味しい料理と酒を楽しめる一軒です。