JR駒込駅南口から徒歩約3分、東京メトロ南北線駒込駅の1出口または7番出口からは徒歩1分ほどという、駅から非常に近い場所に位置する「野田焼売店 駒込店」。国の特別名勝である六義園の近くにあり、散策の際に立ち寄りやすい立地です。焼売を専門とする珍しいスタイルの中華料理店として、多くの食通から注目を集めています。
「野田焼売店 駒込店」の最大のこだわりは、店内で毎日手作りされる焼売です。餡の仕込みから包む作業まで、全てが手作業で行われています。素材には国産の豚肉と玉ねぎのみを厳選して使用し、添加物は一切加えず、調味料も必要最低限に抑えることで、素材本来の味を大切にしています。特にこだわっているのは、肉の食感をしっかりと残しつつ、柔らかすぎず固すぎない絶妙な練り加減と、赤身と脂の理想的な配合です。このこだわり抜かれた焼売は、口に含むと肉の旨味と脂の甘みがじゅわっと広がり、「無糖なのに甘い」と感じるほどの自然な甘みがあります。一つひとつが大ぶりで食べ応えがあり、多い日には1日に1,000個近くも売り上げるほどの人気を誇ります。
メニューの中心となる焼売は、シンプルな蒸し焼売の他に、香ばしい焼き焼売、つるりとした水焼売、カリッと揚がった揚げ焼売、ピリ辛が食欲をそそる辛味焼売、そして風味豊かなチーズ焼売と、バラエティ豊かな6種類がラインナップされています。それぞれの焼売に合わせて、味の変化を楽しめるように9種類の特製タレも用意されています。初めて訪れる方には、数種類の焼売を一度に味わえる盛り合わせがおすすめです。焼売は2個単位での注文が可能で、気軽に試せる価格設定も魅力です。例えば、焼売(2個)は264円、焼売盛り合わせは1,760円で提供されています。
焼売専門店でありながら、本格的な四川料理をはじめとする中華料理のメニューも充実しています。四川麻婆豆腐は辛さが選べ、刺激的な辛さの中にも奥深い旨味があります。麻婆チャーハンや回鍋肉、肉野菜炒め、海老のチリソース炒めなど、ご飯やビールが進む定番中華も豊富です。これらの単品料理は、150円追加でライスとスープ付きの定食にできるため、ボリューム満点の食事を楽しめます。また、麺類や飯類のメニューも豊富で、担々麺や塩麺、あんかけ焼きそば、中華丼などがあり、様々なニーズに対応しています。ランチタイムにはお得な定食メニューも提供されており、手軽に美味しい焼売と中華を楽しむことができます。
店内は総席数18席のアットホームな空間です。カウンター席と2人掛けのテーブル席が中心で、一人でも気軽に立ち寄りやすく、少人数での利用に適しています。オープンキッチンからは活気が伝わり、レトロな雰囲気の内装にJ-POPのBGMが流れるなど、親しみやすい居酒屋のような居心地の良さがあります。個室や座敷、ソファ席は完備されていません。
サービス面では、店頭でのテイクアウト販売も行っており、自宅や外出先でも店の味を楽しめます。昼から営業しているため、昼下がりの一杯と共に焼売を楽しむ「昼飲み」にも最適です。お子様連れも歓迎しており、家族での食事にも安心して利用できます。人気店のため、待ち時間が発生することもありますが、ネット予約(Rettyやホットペッパーグルメなど)に対応している場合もあるため、事前に確認して予約をしておくとスムーズに入店できる可能性が高いでしょう。ランチの平均予算は1,000円~2,000円、ディナーは2,000円~3,000円程度で、こだわりの手作り焼売と本格中華を気軽に味わえる、コストパフォーマンスの高さも魅力です。ビールとの相性も抜群の焼売は、「ビールと焼売」というお店のコンセプト通り、多くの人を惹きつけています。