JR各線および京王井の頭線の吉祥寺駅から徒歩およそ3分の場所に位置する「吉祥寺みかづき酒房」は、賑わいのある駅周辺にありながらも落ち着いた和の空間で、こだわりの料理とお酒を堪能できる居酒屋です。北口(中央口)からアクセスしやすく、ガード沿いを西荻窪方面に進んだ先の脇道に佇んでいます。
この店の大きな特徴は、函館港をはじめ沼津港などから直送される鮮度にこだわった魚介類と、旬の食材をふんだんに使用した料理の数々です。刺身や焼き魚など、素材本来の味を活かした海鮮料理は特に評判が高く、日本酒との相性も抜群です。また、長野県佐久市産の「五郎兵衛米」を使用した土鍋ごはんも店の看板メニューの一つです。この幻とも言われるお米を注文を受けてから丁寧に炊き上げる土鍋ごはんは、ほかほかの炊きたてを味わえる贅沢な逸品で、多くの利用客に支持されています。白米で注文すると自家製の三升漬けが添えられるサービスもあり、ご飯のお供としても楽しまれています。季節によっては旬の味覚を盛り込んだ炊き込みごはんも提供されており、訪れるたびに新たな味わいに出会えます。お通しとして提供されるお粥も特徴的で、毎回味が変わるため、こちらも密かな楽しみとなっています。
メニューは豊富で、新鮮な刺身は函館直送鮮魚のお造里として715円から提供され、複数人で楽しめるミニ5点盛(2,750円)やミニ7点盛(3,520円)なども用意されています。その他、季節野菜のバーニャカウダ(880円)、燻製玉子のポテトサラダ(660円)、まぐろあご肉の塩焼き(1,080円)、牛ハラミと米茄子のステーキ(1,650円)といった一品料理も人気です。〆には究極の土鍋ご飯が0.5合から用意されており(350円~)、特製黒ごまスープの黒もつ鍋(小 1,100円、中 2,200円)や、稲庭うどん(770円)、鶏だしさっぱり油ラーメン(820円)なども揃います。ドリンクは、料理とのペアリングを考えて厳選された80種類以上の日本酒を中心に、本格焼酎、日本ワインなどが豊富に取り揃えられています。日本酒はグラス610円から、とっくりは930円から提供されており、様々な銘柄を試すことができます。平均予算はディナータイムで4,000円から7,000円程度を目安としており、お通し・席料として別途400円がかかります。
店内は木目を基調とした落ち着いた雰囲気で、席数は約20席です。カウンター席が中心となっており、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。その他に4名または5名程度で利用できるテーブル席がいくつかあり、お店の外にはテント席も設けられています。個室はありませんが、貸切での利用も可能です。隠れ家のような落ち着いた空間で、美味しい料理とお酒をゆっくりと楽しみたい場合に適しています。
2022年2月にはリニューアルオープンし、店舗スペースが拡張され席数も少し増えました。これにより、以前よりも利用しやすくなっています。カード(VISA, Master, Amex, DINERS, JCB)や各種QRコード決済(PayPayなど)での支払いが可能です。営業時間は曜日によって異なりますが、平日は夕方から深夜にかけて、土日祝日は15時から営業しており、比較的遅い時間まで利用できるのも特徴です。定休日は火曜日ですが、不定休の場合もあるため、事前に確認することをおすすめします。
新鮮な魚介類と旬の食材を使った丁寧な和食、そして豊富な種類の日本酒を求めるならば、「吉祥寺みかづき酒房」は魅力的な選択肢となるでしょう。落ち着いた空間で、店主こだわりの料理とお酒を心ゆくまで味わうことができます。