東京都新宿区新宿3‐3‐7 酒井ビル2Fにかつて営業していた「高庵 TOKYO」は、新宿三丁目駅のC3出口から徒歩約1分という非常にアクセスしやすい場所に位置していました。JR新宿駅からも徒歩数分圏内でした。しかしながら、この場所での営業は2025年4月12日をもって終了しており、現在は閉店しています。今後は新宿区新宿3-8-5新宿土地建物4階へ移転し、2025年6月中旬に新たな店舗としてオープンを予定しているとのことです。電話番号は移転後も変更ない見込みです。
以前の店舗では、「幻の焼酎とみそ焼鳥」を看板に掲げ、特に「白レバー」が名物として知られていました。新鮮さが自慢の白レバーは、刺身や串焼きなど様々な形で提供されていました。白レバー刺しはごま油とポン酢ワサビの2種類の味で楽しむことができ、口の中でとろけるような食感と全く臭みのない高品質な味わいが特徴でした。提供時には15分以内に食べるよう案内されるほど、その鮮度にはこだわりが見られました。また、串焼きはオリジナルの味噌ダレで提供されるのが特徴で、果実をブレンドしたというこの味噌ダレは、しょっぱすぎず甘すぎず、かつ個性的な旨みがあり、女性を含む多くの利用者に人気でした。奥州いわいどりやせせり、鶏はらみなど、鶏の様々な部位をオリジナルの味噌焼きや藻塩焼きで味わうことができました。串焼き以外にも、究極のレバしゃぶ白や伊勢うどん、野菜を使ったバーニャカウダソースやワカモレなど、独創性のあるメニューが提供されていました。冬季にはワニ鍋や甲羅焼き、雲丹しゃぶといった季節限定の特別なメニューも登場していました。
ドリンクメニューも非常に豊富で、焼酎は100種類以上、梅酒も50種類以上を取り揃えており、日本酒もこだわりの希少種が用意されていました。20年以上の経験を持つバーテンダーや焼酎アドバイザーが常駐しており、料理や好みに合わせた最適なお酒を提案してくれるサービスも特徴の一つでした。自家製で漬け込んだお酒も提供されており、様々なお酒とのペアリングを楽しむことができました。
以前の店舗の店内は、オーナーの故郷をイメージしたという温かみのある内装で、木のカウンター席がメインとなっており、バックバーにはずらりと並んだお酒のボトルがまるでショットバーのような雰囲気を醸し出していました。お店の奥には個室が一部屋あり、こちらは一面に刺青画が描かれた個性的な空間で、プライベートな時間を過ごしたい場合に利用されていました。全面禁煙の環境でした。接客は「かゆい所に手が届く」ような、お客様に寄り添う家族的なあたたかいサービスを目指していたとのことです。ディナーの平均予算は8,000円から10,000円程度でした。
予約は電話で可能であり、ネット予約も受け付けていました。予約をキャンセルする場合には、予約日からの日数に応じてキャンセル料が発生する規定がありました。ぐるなびやYahoo!マップなどでクーポンが発行されることもあり、お得に利用できる機会もありました。
2025年6月中旬に予定されている移転オープンにより、新しい店舗でどのような料理やお酒、サービスが提供されるのか注目されます。かつての店舗で愛された白レバーやオリジナルの味噌焼鳥、豊富なお酒のラインナップといった魅力が、移転後の新天地でどのように引き継がれるのか期待が寄せられています。