人形町駅からほど近い場所に位置する「カミヤ」は、昭和21年頃に創業したとされる歴史あるもつ焼き店です。東京メトロ日比谷線および都営浅草線の人形町駅A5番出口からは徒歩1分以内とアクセスに恵まれた立地にあります。この界隈で長年親しまれてきた老舗として、多くの常連客で賑わい、活気あふれる雰囲気が特徴です。
提供されるのは、新鮮な豚モツを使用したもつ焼きが中心です。定番のかしら、レバ、タン、ガツ、なんこつ、皮、砂肝といった様々な部位を楽しむことができます。これらのもつ焼きは、多くの串が5本単位で提供されるスタイルが特徴で、例えば同じ部位を5本まとめて注文するのが基本となっています。また、つくねや手羽先などのメニューも揃えられています。もつ焼きは塩またはタレで味わうことができ、特に甘めの濃厚なタレは多くの人に記憶されています。もつ焼き以外にも、煮込みやポテトサラダ、お新香などの一品料理が用意されており、これらももつ焼きと合わせて楽しむ常連客が多く見られます。一品料理の中には、カレー風味のポテトサラダやガツ刺しといった個性的なメニューも見られます。価格帯は比較的手頃で、夕食の平均予算はおおよそ2,000円から3,000円台で収まることが多いようです。
ドリンクメニューも充実しており、もつ焼きとの相性の良い様々な種類が揃えられています。中でも、一部では珍しいとされる生ホッピーを提供している点はこの店の特筆すべき魅力の一つです。ビールやホッピーの他にも、日本酒や焼酎なども用意されており、好みに合わせて選ぶことができます。
店内は複数フロアにわたっており、席数は合計で90席ほどが利用可能とされています。席の種類としては、焼き台に面したカウンター席、テーブル席、そして座敷席が設けられています。一人で気軽に立ち寄ることはもちろん、友人や会社の同僚との利用にも適した空間となっています。ただし、個室やソファ席の用意はありません。昔ながらの居酒屋らしい、気取らない居心地の良さが感じられる空間で、肩肘張らずにもつ焼きとお酒を楽しむことができます。
営業時間は月曜日から土曜日の夕方17時または17時30分から夜22時30分までとなっており、日曜祝日は定休日です。人気店のため、早めの時間帯から賑わいを見せることが多いようです。支払いはクレジットカードや電子マネー、QRコード決済には対応しておらず、現金での支払いのみとなります。また、店内は全席喫煙可能とされていますが、詳細な喫煙ルールについては直接店舗に確認することが推奨されます。
人形町の地で長年愛されてきたカミヤは、新鮮なもつ焼きを手頃な価格で味わえる、活気のある居酒屋です。駅からのアクセスも良く、仕事帰りの一杯や仲間との語らいの場として、気軽に立ち寄ることができるでしょう。