東京都中野区東中野に暖簾を掲げる「和ごはん一献 丸屋」は、長年にわたり地域で親しまれた蕎麦店「更科丸屋」の跡を継ぎ、2016年に和食居酒屋として新たな一歩を踏み出したお店です。東京メトロ東西線落合駅からは徒歩約3分、JR中央線(各駅停車)東中野駅東口からは徒歩約5分、都営地下鉄大江戸線東中野駅からは徒歩約8分といずれの駅からも徒歩圏内に位置しており、アクセスしやすい利便性を持っています。店舗は東中野本通り共栄会にあります。
店主は、金沢の有名会席料理店で7年間にわたり研鑽を積み、その後東京で焼酎バーでの経験を経て、この東中野の地に自身の店を構えました。料理へのこだわりは深く、旬の食材を最も重視しています。毎日欠かさず豊洲や築地へ足を運び、その日に使う分の新鮮な魚介類を厳選して仕入れています。また、野菜に関しても全国の農家から取り寄せた、無農薬や有機栽培など、生産者のこだわりが詰まった旬のものを使用しています。化学調味料を一切使用せず、素材本来の味を活かした、安心安全で美味しい和食を提供することを信条としています。
季節ごとの味覚を大切にしており、特に夏は鱧料理、冬には香箱蟹が看板メニューとして人気を集めています。鱧のシーズンには年間400本以上を捌くこともあるという情報もあり、その扱いの多さがうかがえます。鱧料理は、多彩な味わいが楽しめる10品のコース料理のほか、より手軽に人気の4品を味わえるミニ鱧セット(税込2,750円)も用意されています。冬の味覚であるフグも、コースや単品で提供されており、多くのファンを魅了しています。定番として外せないのは、毎日内容が変わる新鮮な刺身の盛り合わせです。人数に合わせて選べるよう、お値打ち鮮魚お造り4種盛り(税込2,000円)や、お一人様向けの盛り合わせ(税込1,400円)、少量ずつ楽しみたい方向けの小ポーション(税込550円)など、幅広いニーズに対応しています。また、二日間かけてじっくりと煮込まれ、とろけるような食感が特徴の豚の角煮(税込800円)や、酒粕にじっくりと漬け込むことで風味と柔らかさが増した酒粕漬けの焼き鳥や鶏のから揚げも、知る人ぞ知る人気メニューとして提供されています。ランチ営業は水曜日と土曜日限定で行われており、その日に仕入れた食材を使った日替わり定食(税込1,000円)などを楽しむことができます。日本酒へのこだわりも強く、様々な種類の日本酒が揃えられており、お燗でも美味しくいただけます。
店内には、お一人様でも気軽に利用できるカウンター席、複数人での食事に適したテーブル席、そしてゆったりと寛げる掘りごたつ式の小上がり席が設けられています。席数は合計で20席です。座敷は10名から12名、テーブル席は8名、カウンター席は3名程度の利用が可能です。独立した個室はありませんが、貸切での利用にも対応しており、昼は2万円から、夜は7万5千円から予約を受け付けています。貸切時には最大23名まで収容可能で、店内に設置された大型モニターを使用して映像などを流すことも可能です。一人でふらりと立ち寄る常連客から、カップル、ファミリー、友人同士の集まり、そして宴会まで、幅広い層に利用されています。店内では喫煙が可能です。支払いは、各種クレジットカード(JCB、AMEX)やQRコード決済のPayPayが利用できます。