東京都江東区猿江に佇む「Ichigotei Cafe(イチゴテイ カフェ)」は、東京メトロ半蔵門線または都営新宿線住吉駅のB1出口から徒歩およそ2分から4分の利便性の高い場所に位置しています。地元で長く愛される洋菓子店が手掛けるカフェとして、2019年11月に現在の場所へ移転リニューアルオープンしました。
このカフェの最大の魅力は、築70年以上の元工場をリノベーションして生まれた、そのユニークな空間デザインにあります。店内は、工場の構造体であった鉄骨の梁や木製の天井、トラス構造などがそのまま活かされており、インダストリアルながらも温かみのある雰囲気が特徴です。洋菓子作りに使われる道具をモチーフにした遊び心あふれる照明や装飾品、そしてデザイン性の異なる多様な椅子が配され、空間にアクセントを加えています。特に目を引くのは、スタッフがDIYで制作したというオリジナルのシャンデリアです。広々とした店内には約30席が設けられており、席間にもゆとりがあるため、ベビーカーや車椅子での利用もスムーズです。カウンター席も完備されており、一人でも気軽に立ち寄ることができます。個室はありませんが、20名程度からの貸切利用も相談可能です。
「Ichigotei Cafe」は洋菓子店がルーツにあるため、ショーケースには彩り豊かな生ケーキや焼き菓子が豊富に並びます。これらのスイーツはテイクアウトはもちろんのこと、カフェスペースでゆっくりと味わうことができます。特に、お好みのケーキとドリンクを選べるケーキセットは、カフェタイムに人気の一品です。また、ランチやディナータイムには食事メニューも提供しており、パスタやグラタン、カレー、サラダなど、幅広いメニューが揃います。自家製のホワイトソースを使ったグラタンや、スパイスから作る本格的なカレーは多くの人に支持されています。サラダには、葛飾区にあるいちご亭オリジナルの自家農園で無農薬・水耕栽培された新鮮な野菜が使用されており、素材へのこだわりが感じられます。ディナータイムにはアルコールメニューも用意されており、お酒と共に料理を楽しむこともできます。ランチはおおよそ1000円台、ディナーは2000円台から利用できる価格帯となっています。
店名である「いちご亭」は、「一期一会」という言葉に由来しており、「一生に一度の出会いを大切にし、誠意を尽くす」というお店の哲学が込められています。この温かい心遣いは、お店の雰囲気やサービスにも表れており、地元の人々に長く愛される理由の一つと言えるでしょう。ベビーカーや子連れのお客様も歓迎しており、ゆったりとした空間で心地よく過ごせるような配慮がなされています。お支払いにはPayPayを利用することも可能です。元工場の特徴を活かした個性的な空間で、こだわりのスイーツや食事、そして温かいおもてなしを求めて、様々な目的で訪れることができるカフェです。