東京都港区南麻布に位置する「四川料理・薬膳火鍋 花椒庭 広尾本店」は、東京メトロ日比谷線 広尾駅の1番出口から徒歩わずか約1分というアクセス至便な場所にあります。広尾六幸館ビルの2階に店を構え、本格的な四川料理とこだわりの薬膳火鍋を楽しむことができる隠れ家のような存在です。
この店の最大の特徴は、その名の通り「薬膳火鍋」にあります。火鍋のスープは二種類。一つは地鶏をベースに生赤唐辛子や豆板醤で辛味を効かせた四川風スープ。もう一つは、干し貝柱と干し海老の旨味が凝縮されたあっさりとした北京風スープです。これらの異なる特徴を持つ二色のスープで、様々な具材を味わうのが花椒庭のスタイルです。使用される食材にもこだわりがあり、火鍋のメインとなる肉は、鹿児島県産黒豚ロース、国産牛ロース、ラムロースの3種類から選ぶことができます。その他にも、海鮮つくねや鶏つくね、白菜、黄ニラ、青梗菜などの新鮮な野菜、フカヒレ餃子なども火鍋の具材として用意されています。これらの具材を、6種類用意されたつけダレと組み合わせて、合計12種類もの異なる味わいを楽しむことができるとされています。雑味が少なく透明度の高いスープは、無化調へのこだわりと熟練の技から生まれるものです。
火鍋以外にも、料理長が厳選した食材を使用した本格的な中華料理も提供しています。天使の海老と龍井茶の素揚げや国産豚ヒレ肉の黒酢酢豚、点心師が一つ一つ丁寧に包み上げる小籠包や海老蒸し餃子、焼餃子、水餃子といった点心類、黄にら麺や蟹チャーハンなどの麺類やご飯類、杏仁豆腐や胡麻団子といったデザートまで、幅広いアラカルトメニューが揃っています。特定のコース料理も複数用意されており、「花椒庭特製洗練系火鍋コース」や「花椒庭厳選火鍋フルコース」(すべらない火鍋コース)、「特撰火鍋海鮮コース」などがあり、価格帯はコース内容によって異なりますが、7,150円から17,600円程度のプランが見られます。ディナーの平均予算はおよそ7,000円から9,999円とされています。
店内は落ち着いた空間で、大人の隠れ家のような雰囲気です。総席数は34席。特に接待や特別な日の利用に適した個室が3部屋完備されています。個室は2名から6名まで利用可能で、掘りごたつ式の部屋とテーブル席の部屋があるため、シーンに合わせて選ぶことができます。これらの個室はプライベートな空間で食事を楽しみたい場合に重宝されています。
「人志松本のすべらない話」の打ち上げに使われる店としてメディアで紹介されたり、著名人に愛されているという情報もあり、その味と雰囲気は多くの食通を唸らせているようです。こだわりの薬膳火鍋と本格中華、そして落ち着いた空間は、広尾で上質な食体験を求める人々にとって魅力的な選択肢となるでしょう。