東京都江戸川区西葛西に位置していた「炭火イタリアン Azzurro520 西葛西店」は、多くの利用客に親しまれていましたが、残念ながら2024年1月28日をもって閉店いたしました。東京メトロ東西線西葛西駅から徒歩わずか1分、約95メートルの距離にあり、駅前ロータリーからも近いという大変アクセスの良い立地でした。地下1階に位置しながらも、入口付近には開放的なウッドデッキのテラス席が設けられており、日の光が差し込む明るい空間が特徴でした。テラス席には冬でも利用できるようパティオヒーターが完備されていました。
炭火イタリアンバルとして、厳選した食材を炭火で豪快に焼き上げる料理を名物としていました。特に、健康的な赤身肉である牛ハラミをミディアムレアに焼き上げ、玉ねぎやりんごを煮込み隠し味に醤油を加えた赤ワインベリーソースで味わう「名物!牛ハラミのロースト 赤ワインベリーソース」は、150g、300g、450gとサイズを選べ、当時の価格はそれぞれ税抜980円、1,780円、2,680円でした。また、トマトソースに信州味噌と八丁味噌でコクを出し、モッツァレラチーズと大葉を使用した和風テイストの「ジャポネーゼ・マルゲリータ」(税抜880円)や、生ウニ、アンチョビ、トマトソースなどを使った濃厚なクリームソースを使い、提供時に客前で仕上げの演出を行う「濃厚ウニのクリームスパゲッティ」(税抜1,480円)もリピーターの多い人気メニューでした。その他にも、旬の野菜を使ったサラダ、自家製生地のピザ、様々なパスタなど、バラエティ豊かなイタリアンメニューが提供されていました。炭火焼きのオールスターズやフラップミートなどもメニューにありました。
ランチタイムには、新鮮な野菜や旬の野菜のビュッフェにイタリアン惣菜、焼きたてフォカッチャが付いた農園野菜のビュッフェがメインで、さらにパスタとドリンクもセットになっており、ボリュームがありながらもリーズナブルであると好評でした。パスタはトマト、オイル、クリームベースから選べ、もちもちの生パスタが使われていました。ビュッフェにはクルトンやオリーブ、フライドガーリックといったトッピングや3種類のドレッシング、カポナータなどのイタリアン惣菜も数種類用意されていました。ヘルシーなサラダをたっぷり食べられるビュッフェは多くの利用客に喜ばれていました。ディナーはアラカルトを中心に、ワインと共に炭火焼き料理を楽しむスタイルでした。ランチ予算は1,000円から2,000円程度、ディナー予算は3,000円から4,000円程度でした。
店内は古材をふんだんに使用した温かみのある落ち着いた雰囲気で、照明や椅子など細部にまでこだわりが見られるおしゃれな空間でした。シックでありながらも木のぬくもりが感じられる内装は居心地が良いと評判でした。カウンター席やソファ席があり、総席数は72席でした。完全な個室はありませんでしたが、20名から50名程度での貸切が可能で、パーティーや二次会での利用にも対応していました。少人数での利用でも、仕切りを使ってプライベート感を保てる半個室のような空間も利用できました。店内にはプロジェクターや無料Wi-Fiも完備されており、設備の充実度も特徴の一つでした。
貸切パーティーでは、通常の飲食提供に加えて、カジノの演出やプロのマジシャン、エンターテイナーの手配といった非日常的なオプションサービスも提供しており、記憶に残るパーティーを企画することも可能でした。きめ細やかで丁寧なスタッフのサービスも多くの利用者から良い評価を得ていました。カジュアルな雰囲気で、女子会や友人との食事、一人での利用など、様々なシーンで気軽に立ち寄れるイタリアンバルとして地域に根差していました。数量限定で希少部位の肉を提供することもあり、本格的なイタリアンを手軽に楽しめると評判でした。イタリアンとスパニッシュをベースに和の調味料も取り入れるなど、独自のコンセプトで多様な料理を提供していました。