地下鉄有楽町線および副都心線の地下鉄赤塚駅から徒歩およそ3分、東武東上線の下赤塚駅からも徒歩5分ほどの場所に位置する中国料理 芝蘭は、賑やかな駅前を少し離れた閑静な住宅街に佇む隠れ家のような存在です。日本に四川料理を広めた陳建民氏の直弟子が創業したこの店は、三十年以上にわたり地元の人々に愛され続ける本格四川料理の名店として知られています。神楽坂や豊洲、東京駅にも店舗を持つ芝蘭の本店にあたり、その確かな技術と伝統の味を受け継いでいます。
店内は落ち着いた雰囲気が漂い、ゆっくりと食事を楽しむことができる空間です。座席はテーブル席を中心に、一人でも利用しやすいカウンター席や円卓も備えられています。個室はありませんが、貸切での利用も可能で、宴会などにも対応できます。車椅子での入店も可能となっており、幅広い層のお客様が利用しやすい配慮がされています。
料理は本場四川の味を追求しており、特に麻婆豆腐と担々麺が店の看板メニューとして高い評価を得ています。自家製の豆板醤を使用した麻婆豆腐は、単に辛いだけでなく、深いコクと旨味が特徴。激辛好きには花椒が効いた陳麻婆豆腐も用意されており、一度食べるとやみつきになるという声も聞かれます。担々麺は汁ありと汁なしがあり、特に汁なし担々麺には特注の麺を使用するなど、こだわりが詰まっています。他にも、創業以来人気のエビのチリソースや、3種類の酢を使った根菜入りの黒酢酢豚、中華の定番である青椒肉絲なども提供されています。五目チャーハンも人気の一品です。
ランチタイムにはお得なセットメニューが用意されており、定番の麻婆豆腐やエビチリなどに加え、週替わりのメニューも提供されるため、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。ランチセットにはライス、スープ、漬物、そしてデザートに杏仁豆腐が付いてくるのが一般的です。価格帯はランチがおよそ1,000円から1,999円、ディナーがおよそ4,000円から4,999円が目安ですが、メニュー内容やコースによって異なります。特別なランチコースも用意されており、店の人気メニューにフカヒレが含まれた8品を楽しむことができます。
ドリンクメニューも充実しており、料理との相性を考えて選ばれた紹興酒をはじめ、果実酒や中国茶、オリジナルの焼酎なども揃っています。また、ビールはサッポロとヱビスの樽生が用意されています。
テイクアウトにも対応しており、店の味を家庭で楽しむことができます。特に約1kgのテイクアウト用チャーシューは、特製タレとレシピが付いており、自宅で本格的な店の味を再現できると評判です。
全体として、中国料理 芝蘭は、長年培われてきた確かな技術と伝統に基づいた本格四川料理を、落ち着いた空間でゆったりと味わえる店と言えるでしょう。地元に根差しながらも、遠方から訪れる価値のある隠れた名店として、多くの食通に支持されています。