東京都中央区日本橋小舟町に佇む「高嶋家」は、明治8年(1875年)創業の歴史ある鰻料理店です。神楽坂での創業を経て明治中期には日本橋小舟町に移り、以来140年以上にわたり江戸前の伝統の味を守り続けています。地下鉄日比谷線や都営浅草線の人形町駅から徒歩約5分、東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅から徒歩約5分、東京メトロ日比谷線小伝馬町駅から徒歩約5分、JR総武快速線新日本橋駅からも徒歩約5分と、複数駅からアクセスしやすい立地です。
高嶋家では、創業以来受け継がれる秘伝のタレが自慢。あっさりとした味わいの中にも鰻の旨みが凝縮された上品なタレは、長年の伝統によって磨き上げられた唯一無二の味わいです。厳選された国産鰻を紀州備長炭で丁寧に焼き上げることで、外は香ばしく、中はふっくらとした理想的な蒲焼に仕上げられています。お米は、お米マイスターが蒲焼に合うように厳選した栃木県産「夢ごこち」を使用しており、タレや鰻との絶妙な調和を楽しめます。
メニューの中心は鰻重箱や蒲焼、白焼ですが、希少なブランド鰻である共水うなぎを用いた鰻重箱(菊)や、鰻づくしを堪能できるコース料理も用意されています。一品料理も充実しており、ふわとろの玉子で蒲焼を包んだう巻き、鰻ときゅうりの酢の物であるうざくといった定番に加え、数量限定の肝焼や、鰻の頬肉を使ったオリジナルの南蛮漬けなど、老舗ならではの品々が揃います。ドリンクメニューには、日本酒や焼酎、ワインのほか、限られた飲食店でしか味わえないサッポロの白穂乃香生ビールも取り揃えられており、鰻料理とのペアリングを楽しむことができます。価格帯は、鰻重箱が竹2,950円から菊6,550円程度、コースは8,000円から15,000円程度のものが確認できますが、最新の価格については店舗にご確認ください。テイクアウトも可能です。
店内は、一軒家を活かした落ち着いた空間です。総席数は57席で、1階にはテーブル席と小上がりの座敷席があります。2階と3階には個室が完備されており、畳敷きながらテーブルと椅子が配された座敷椅子席で、2名から利用できる少人数向けの部屋から、20名程度の団体まで利用可能な部屋があり、接待や会食、家族での利用など、様々なシーンに対応可能です。店内には、かつて高嶋家を贔屓にした清朝のラストエンペラーの弟、愛新覚羅溥傑から贈られた書が飾られており、歴史の重みを感じさせる趣のある雰囲気の中で食事を楽しめます。全席禁煙となっており、快適な環境で食事を堪能できます。クレジットカード(VISA, Master, JCB, AMEX, Diners)やPayPayでの支払いが可能です。駐車場はありませんが、近隣にコインパーキングがあります。長年培われてきた伝統の技と変わらぬおもてなしで、特別なひとときを過ごせるでしょう。