東京都港区浜松町に佇む「鳥由」は、JR浜松町駅から徒歩約3分、都営大江戸線または都営浅草線の大門駅からは徒歩約2分という利便性の高い場所に位置しており、都営三田線の芝公園駅からも徒歩約7分圏内と、複数路線からのアクセスが可能です。佐藤ビルの2階にあり、大きな提灯と看板が目印となります。店内は全19席のこぢんまりとした空間で、落ち着いた雰囲気が特徴です。肩肘張らずにゆっくりと過ごせる、隠れ家のような焼鳥屋として親しまれています。席タイプとしては、カウンター席が9席設けられており、一人でふらりと立ち寄るにも適しています。また、複数人での利用に便利な掘りごたつ席や小上がり席もあり、足を伸ばしてくつろぎながら食事を楽しむことができます。個室はありませんが、事前に相談すれば15名以上(土曜は8名以上で、要望に応じて営業)からの貸切も可能とのことです。
「鳥由」の最大のこだわりは、備長炭を使用して丁寧に焼き上げられる自慢の串焼きです。遠赤外線効果で外は香ばしく、中はジューシーに仕上がるといわれる備長炭で、厳選された鶏肉の旨味を最大限に引き出します。メニューの中心はもちろん焼き鳥ですが、訪れたならぜひ味わいたいのが「鳥由おすすめ 焼き鳥6本コース」(2,200円 税込)です。このコースには、お通し、ササミ、レバー、砂肝、手作りだんご、もも、手羽といった定番の串に加え、サラダとスープが付いており、「鳥由」の焼き鳥をバランス良く堪能できる内容となっています。特に、ミディアムレアで提供されるササミや、山椒との相性が抜群のタレでいただくレバーは、その新鮮さと焼き加減に定評があります。
また、〆の一品として人気なのが「だんご茶漬」(770円 税込)です。混ぜ物を一切使用しない鶏ひき肉で作られた団子を、鶏がらスープでお茶漬けのようにしていただく、店の個性が光るメニューです。さっぱりとしながらも鶏の旨味を感じられる一杯は、焼き鳥の余韻を楽しむのに最適です。その他にも、鶏のささみをわさび醤油で和え、大葉と長ネギの食感、刻み海苔の風味を添えた「鳥わさ」(605円 税込)や、ひだなんこつ、しいたけ、ししとう、ぼんじり、鶏皮などの焼き物、レバ刺し、冷やしトマト、おしんこ、う玉といった一品料理も用意されており、好みに合わせた多様な楽しみ方が可能です。ドリンクは、焼き鳥との相性が良い日本酒、焼酎、ワインなどが揃えられています。
予算については、ディナータイムの平均予算は4,000円から6,000円程度となることが多いようです。支払い方法に関しては、クレジットカード、電子マネー、QRコード決済はいずれも利用できず、現金のみでの支払いとなりますので訪問の際は注意が必要です。店内は全席喫煙可能となっており、愛煙家にとっては嬉しい環境ですが、受動喫煙対策に関する法律により状況が変わる可能性もあるため、気になる場合は事前に店舗への確認をお勧めします。なお、二十歳未満の方の入店は、同伴者を含む一切が不可とされています。落ち着いた空間で、こだわりの焼き鳥とそれに合うお酒をじっくりと味わいたい際に選択肢となる一軒です。