東京都中央区銀座に位置する「銀座 米村」は、昭和四年に創業した歴史ある新橋料亭です。提供された情報によると、住所は東京都中央区銀座7-17-18となります。地下鉄東銀座駅からは徒歩およそ3分から8分、都営浅草線東銀座駅からも徒歩およそ3分、地下鉄大江戸線築地市場駅からは徒歩およそ1分から3分、そして銀座駅からも徒歩およそ5分から8分圏内と、複数の駅からアクセスしやすい立地にあります。定休日は土曜日、日曜日、祝日で、営業時間は月曜日から金曜日の夕方17時または17時30分から22時30分まで(ラストオーダーは22時)となっています。夜の時間帯のみの営業です。
「銀座 米村」は、江戸後期に興った新橋花柳界の一角を担う料亭として、長きにわたり多くの文人墨客や財界人に愛されてきました。そのコンセプトは「新・江戸料理」。江戸時代から伝わる料理書を紐解きつつ、現代の新しい解釈や技法、そして東京に集まる旬の各地の食材を用いて、独自の江戸料理を提供しています。単なる伝統の継承にとどまらず、常に新しい挑戦を取り入れる姿勢が特徴です。店内は、日本の伝統文化や美意識が息づく趣のある空間。随所に配された美術品や調度品が、落ち着いた雰囲気を醸し出し、訪れる人々に非日常感と日本の粋なおもてなしを感じさせてくれます。大切な接待や家族の特別な日、お祝い事など、様々なハレの日にふさわしい設えが整っています。
お料理は、旬の素材を贅沢に活かした会席コースを中心に提供されます。料理長が毎朝豊洲市場で自ら食材を目利きし、その日の献立を決めるというこだわりがあります。コースはいくつかの種類が用意されており、価格帯は概ね15,000円台から55,000円台と幅があります。これにサービス料(10%)や個室料(一人あたり3,000円)が別途かかる場合が多いようです。名物料理としては、初代料理長考案の「鯛焼飯」や「米村特製 和牛味噌漬ローストビーフ」などが知られています。会席コースの他に、カウンター限定のコースや、お土産としておせちなども販売している時期があるようです。飲み物については、日本酒、焼酎、ワインなどが用意されています。
座席は全席完全個室が基本となっており、プライベートな空間でゆっくりと食事を楽しむことができます。個室は掘りごたつ式が中心で、「花の間」(最大16名まで)、「竹の間」(最大6名まで、坪庭付き)、「月との間」(最大6名まで)、そしてカウンター個室の「雀の間」(最大8名まで)など、人数やシーンに合わせて選べるようになっています。一部に掘りごたつ式のカウンター席もあります。店内は全席禁煙です。
「銀座 米村」ならではの特別なサービスとして、新橋芸者の手配が可能である点が挙げられます。料亭文化に根ざしたこのサービスは、日本の伝統芸能と江戸料理を共に堪能できる貴重な機会を提供します。また、予約時に伝えれば苦手な食材やアレルギーに対応してもらえるなど、細やかな配慮も行われています。ただし、利用に関しては年齢制限があり、18歳未満の方の来店はご遠慮いただいています。完全予約制のため、事前の予約が必要です。歴史と伝統に培われた空間で、洗練された江戸料理と日本の粋なおもてなしを体験できる銀座の料亭です。