東京都江東区新砂、南砂町ショッピングセンターSUNAMOの4階に位置していた「たまご洋食 グリルモア SUNAMO店」は、卵への深いこだわりを持つ洋食レストランでした。東京メトロ東西線南砂町駅からは徒歩約5分という、ショッピングやお買い物のついでに立ち寄りやすい便利な場所にありました。SUNAMO館内にありながらも、店内は開放的でゆったりとした空間が広がっており、落ち着いて食事を楽しめる雰囲気でした。テーブル席を中心に、ベンチソファー席やカウンター席も設けられており、一人での利用から家族連れまで幅広いシーンに対応できるような座席構成となっていました。ただし、個室は用意されていませんでした。総席数は50席程度でした。
この店の最大の特徴は、店名にも冠されている「たまご」への並々ならぬこだわりでした。提供される卵料理には、たまごソムリエが厳選したという徳島県産のブランドたまご「黄金の千寿菊卵」が使用されており、その品質の高さが多くのメニューの美味しさを支えていました。中でも、この店の看板メニューとして親しまれていたのがオムライスです。黄金色の卵が美しく、とろふわに仕上げられた卵と、浅草の老舗洋食店から受け継がれたという、じっくり煮込まれたデミグラスソースの組み合わせは絶品と評判でした。牛肉入りのオムライスなど、いくつかのバリエーションも提供されていました。
オムライス以外にも、本格的な洋食メニューが豊富に揃っていました。手ごねで丁寧に作られるジューシーなハンバーグは、肉の旨味がしっかりと感じられる人気の逸品でした。また、デミグラスソースがたっぷりかかったビーフシチューや、熱々のグラタンなども、昔ながらの洋食の味として多くのファンがいました。変わり種のメニューとしては、厚焼き玉子に衣をつけて揚げた「たまごカツサンド」があり、サクサクの衣とふわふわの卵、甘めの特製ソースの組み合わせが新鮮で美味しいと話題でした。750円という価格で提供されていました。
ランチタイムには、日替わりランチやハンバーグ、エビフライ、ミックスフライなどの定食メニューが用意されており、例えば日替わりランチはスープ、ライス、ドリンクが付いて1280円というお得な価格で提供されていました。オムライス、ハンバーグ、エビフライが一皿に盛り付けられた大人様ランチは、子供の頃に憧れた洋食のプレートを再現したような見た目とボリュームで、特に人気を集めていました。
食事メニューだけでなく、カフェタイムや食後のデザートにぴったりのスイーツも充実していました。ふわふわの食感が自慢のパンケーキは、注文を受けてから一つ一つ丁寧に焼き上げられるため、提供にやや時間はかかるものの、待つ価値のある美味しさでした。旬のフルーツが添えられたものなど、季節によって異なるパンケーキも楽しめました。その他にも、フレンチトーストや昔ながらの固めプリンなどが用意されており、珈琲やクリームソーダといったドリンクメニューも充実していたため、食事だけでなくカフェとしての利用も可能でした。
価格帯については、ランチメニューを中心に1000円台から楽しめるものが多く、ランチ予算は1,500円から2,000円程度、ディナー予算も2,000円程度で、リーズナブルに本格的な洋食を味わうことができました。一部のセットメニューにはスープ、ライス、ドリンクといったサービスが付いており、お得感がありました。また、店頭でのテイクアウトも可能で、家庭で手軽に専門店の味を楽しむことができました。クレジットカードでの支払いも可能でした。
「たまご洋食 グリルモア SUNAMO店」は、こだわりの卵と手作りの美味しさを兼ね備えた洋食店として、地元の方々を中心に親しまれていました。ファミリーでの食事から一人でのランチ、友人とのカフェ利用まで、様々なシーンで利用しやすい、温かい雰囲気のお店でした。