JR東京駅の改札内、グランスタ東京地下1階に位置する「STATION RESTAURANT THE CENTRAL」は、かつて鉄道を駆け巡った食堂車をコンセプトにした洋食レストランです。JR東京駅の丸の内中央口や北自由通路から改札内に入り、グランスタ東京のスクエアゼロエリアにあります。JR東京駅から徒歩約1分とアクセスが良いのも特徴です。
店内は、食堂車、ロビーカー、コンパートメント、テラスと、趣の異なる4つのゾーンで構成されており、まるで実際に鉄道車両の中で食事をしているかのような非日常的な空間が広がっています。 ビンテージ感のある壁やインテリア、食堂車全盛期の写真などが飾られ、歴史を感じさせる造りとなっています。特に食堂車席の窓際の席は人気があり、より雰囲気を味わえる席として利用者に選ばれています。
提供されるのは、日本で独自に発展したこだわりの洋食です。中でも80余年の歴史を持つデミグラスソースを伝承し、独自の製法で進化させた「伝統のハヤシライス」は、この店の看板メニューの一つです。厳選された国産牛ロース肉とじっくり煮込まれたデミグラスソースに、味の変化としてマスカルポーネチーズが添えられています。 また、ハンバーグ、オムライス、エビフライといった洋食の人気メニューを一同に集めた「セントラルプレート」は、“まるで大人のお子さまランチ”とも称され、こちらも多くの利用者に支持されています。 その他、懐かしい味わいのオムライスやカニクリームコロッケなどもメニューに並びます。
料金について、ランチ、ディナーともに利用者の口コミからは2,000円台から3,000円台が目安となっているようです。 メニューによっては、カツカレーが1,800円、オムライスが1,980円から、ハンバーグが2,000円から、セントラルプレートが3,400円(ミニサラダ付き)などで提供されています。 プリンアラモードのようなデザートや、アルコールを含むドリンクも用意されています。
座席は全部で64席から80席程度で、テーブル席とカウンター席があります。 特筆すべきは個室が用意されている点で、6人または8人での利用が可能とされており、女子会や接待、グループでの利用にも対応できます。 店内は全席禁煙です。
特別なサービスとしては、時期によって寝台特急「北斗星」の食堂車で提供されていたメイン料理を復刻した特別コースが数量限定で提供されることがあります。このコースを注文すると、車両をイメージした空間での記念撮影の特典が付くといった企画も過去に実施されています。 また、店内では無料Wi-Fiが利用可能で、Suicaを含む交通系電子マネーや各種クレジットカード、QRコード決済など多様な支払方法に対応しています。 ベビーカーでの入店やベビーチェアの利用、お子様メニューの提供など、小さなお子様連れでも利用しやすい環境が整えられています。 一部のメニューはテイクアウトも可能です。