JR総武本線新小岩駅南口から徒歩およそ3分の場所に位置する「米久」は、喧騒から少し離れた裏路地に佇む隠れた名店です。こちらは、浅草にある牛鍋の老舗「米久」で研鑽を積んだ店主が暖簾分けを経て独立した店舗であり、その歴史と伝統を受け継ぎつつ、独自のこだわりとして上質な近江牛を中心とした肉料理を提供しています。店内には訪れた人々を出迎えるかのようにトロフィーが飾られており、清潔感のある落ち着いた空間が広がっています。テーブル席に加え、足を下ろしてくつろげる掘りごたつ式の座敷席も完備されており、少人数での食事から10名以上のグループでの利用まで、幅広いシーンに対応可能です。座席数は合計で32席ほどが用意されています。
提供される料理の最大の特徴は、日本三大和牛の一つとして知られる近江牛への強いこだわりです。ディナータイムには、きめ細やかな肉質と上品な脂の旨味が特徴の近江牛を使用したすき焼きやしゃぶしゃぶを堪能できます。単品での注文も可能で、梅(赤身)、竹(霜降りと赤身)、松(霜降り)といったランクが設定されており、それぞれの価格帯で質の高い近江牛を味わうことができます。他にも、近江牛の角切りステーキや、牛ホルモン煮込みといった一品料理も用意されています。
ランチタイムには、より手軽な価格で「米久」の味を楽しめる定食メニューが豊富に揃います。中でも人気なのは、手造りコロッケとメンチかつ、ジューシーなメンチかつ、豚ロースかつ、豚ヒレかつといった揚げ物系の定食です。厚切りで提供される上ロースかつや上ヒレかつも、満足度の高い逸品として知られています。揚げ物の他にも、とりからやとりももステーキといった鶏肉料理、そして近江牛を使ったすき焼き御膳やしゃぶしゃぶ御膳もランチメニューとして提供されており、昼間から贅沢な気分を味わうこともできます。ランチ定食の多くには、ご飯、味噌汁、香の物、小鉢が付いており、さらに食後にはコーヒーまたはバニラアイスクリームのサービスがあるのも嬉しいポイントです。ランチのご飯と味噌汁はおかわり自由となっており、心ゆくまでお腹を満たすことができます。予算としては、ランチはおよそ1000円から、ディナーはコースや注文する部位によって異なりますが、およそ3000円から5000円程度、近江牛をしっかり楽しむ場合はそれ以上の価格帯となります。
「米久」は、浅草の老舗で培われた確かな技術と、厳選された近江牛への情熱が息づくお店です。すき焼きやしゃぶしゃぶといった看板メニューはもちろんのこと、ランチタイムに提供される手頃な価格の定食も質が高く、地元の人々を中心に親しまれています。特別な日のお祝いや、大切な人との食事、あるいは日常の中での少し贅沢なランチまで、様々な用途で利用できるでしょう。掘りごたつ式の座敷席があるため、家族での利用や小規模な宴会にも適しています。新小岩エリアで美味しい肉料理を求めるなら、「米久」はぜひ選択肢に入れたい一軒と言えます。オンラインでの予約も可能となっており、事前に予約をして訪れることでスムーズな案内が期待できます。