武蔵野市吉祥寺本町に位置していた「台湾茶房 桃李」は、JR中央線・総武線 吉祥寺駅北口から徒歩約13分、または路線バスで約5分の成蹊学園前にありました。五日市街道沿いの歩道橋の足下に位置しており、アクセスにはバスの利用も推奨されていました。カジュアルな雰囲気で、ファミリーでも利用しやすいと評判でした。店内にはテーブル席が26席あり、個室や半個室、カウンター席も備えていました。喫煙席や喫煙スペースも利用可能でした。車椅子での利用や大人数での貸し切りにも対応しており、一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気でした。料理と接客にこだわりを持ち、化粧室も綺麗に保たれている点も特徴でした。同窓会や会社の懇親会、接待、カップルでの利用にも適していました。テイクアウトやデリバリーも利用可能でした。
「台湾茶房 桃李」は、2018年6月に「広東菜 桃李」としてオープンし、2019年1月からは台湾料理店として営業していました。しかし、残念ながら2023年12月29日をもって「台湾茶房 桃李」としての営業を終了しました。その後、2024年1月からは「台湾らーめん桃李」としてラーメン専門店に近い形で営業を続けましたが、2024年2月末をもって完全閉店となりました。
提供されていた料理としては、ランチタイムには台湾家庭料理の定番である魯肉飯が特に人気でした。その他、日替わりで炒飯や丼、焼きそばなどが提供され、リーズナブルな価格で楽しめました。ディナータイムには、料理長が腕を振るうこだわりの一品料理があり、台湾料理の家庭的なイメージとは異なる、より洗練された料理が提供されていました。ランチタイムは11:30から営業しており、カフェタイムとしての利用や、早い時間からの昼飲みにも対応していました。テイクアウトでは、台湾の駅弁をイメージした「台湾弁当」や「日替わり弁当」などが提供され、好評でした。
また、このお店は西荻窪にある熊本ラーメン店「ひごもんず」の系列店であり、その経験を活かしたオリジナルの台湾ラーメンも提供していました。豚骨ベースのスープに特製の豚挽き肉が合わさったラーメンは、お店の看板メニューの一つでした。台湾つけ麺もあり、辛さを小・中・大の3段階から選ぶことができました。つけ汁には挽き肉やもやし、ネギ、味玉などがたっぷりと入っており、辛さだけでなく具材の旨みや食感も楽しめる一杯でした。麺類の大盛り無料や小ライスの無料サービス、学生向けの学割など、コストパフォーマンスの良さもこのお店の魅力でした。メニューには、台湾タンタン麺や杏仁プリンなどもあったようです。
閉店してしまった現在、これらの料理を味わうことはできませんが、かつて成蹊大学の近くで本格的ながらも親しみやすい台湾料理を提供し、多くの人に利用されていたお店でした。特にランチタイムの魯肉飯やオリジナルの台湾ラーメン、台湾つけ麺は人気が高く、学生だけでなく地域住民にも愛されていました。様々なニーズに対応できる座席情報や、テイクアウト、デリバリーの実施など、利用しやすいサービスも充実していました。