岡山県津山市戸川町に位置する「あけぼの旅館」は、JR津山駅から徒歩約10分の場所にあります。車でのアクセスも可能で、中国自動車道津山IC、院庄ICからそれぞれ車で約10分、約15分です。無料駐車場も完備しています。
江戸時代から続く津山市内で最も古い旅館の一つであり、建物は明治初期の建築と伝えられ、国の登録有形文化財にも指定されています。 かつては本陣宿も営んでおり、乃木希典大将が宿泊した「乃木の間」など、歴史を感じさせる趣のある空間が特徴です。 館内には、水回りは改装されているものの、当時の数寄屋風書院造の造作が残されています。 全館禁煙ですが、中庭に喫煙場所が設けられています。
料理旅館として、四季折々の食材を活かした会席料理や鍋料理を提供しています。 特に冬の名物として知られているのが鴨鍋で、ロース・モモ・つくねから出る旨味と野菜の香りが調和した出汁を楽しめます。〆には蕎麦か雑炊を選べます。 提供期間は例年10月から4月頃です。 夏の味覚としては、瀬戸内で獲れた新鮮な鱧を使用したはもしゃぶが提供され、こちらは5月から10月頃まで楽しめます。 その他にも、地元津山の奈義(なぎ)和牛を使ったすき焼きやしゃぶしゃぶ、津山名物のそずり鍋、きじ鍋、寄せ鍋などもメニューにあります。 会席料理は通年提供されており、予算に応じたコースも用意されています。
席は全て和室の完全個室となっており、食事をゆっくりと楽しむことができます。 総席数は80席との情報がありますが、宿泊を伴わない食事での利用の場合、部屋数に限りがある場合もあります。
館内設備として、無線LANが利用可能です。 コインランドリーも設置されており、長期滞在にも対応できます。 お子様連れのお客様向けに、離乳食の用意も相談可能です。
あけぼの旅館は、歴史的な趣を感じられる空間で、地元の食材や名物料理を個室でゆっくりと味わえる料理旅館です。周辺には津山城などもあり、観光と合わせて利用するのも良いでしょう。