大阪の玄関口である大阪駅のすぐ近く、多くの人が行き交う大阪マルビルの中に、かつて「神戸牛 鉄板焼 リオ 大阪マルビル店」がありました。大阪マルビルの7階に位置しており、JR大阪駅の中央改札口から南へ徒歩約3分、大阪メトロ四つ橋線西梅田駅からは徒歩約2分(約120m)、JR東西線北新地駅からは徒歩約3分(約170m)、大阪メトロ谷町線東梅田駅からも徒歩約4分(約260m)と、非常にアクセス至便な立地でした。
この店舗は、日本が世界に誇る最高級ブランド牛である神戸牛を中心に据えた鉄板焼きレストランでした。神戸牛だけでなく、厳選された黒毛和牛や市場から届けられる新鮮なシーフード、季節の野菜など、こだわりの食材を贅沢に使用していました。店舗の最大の特徴は、シェフがお客様の目の前で一品一品丁寧に焼き上げるライブ感あふれるカウンター席が中心であったことです。鉄板を前に、素材が焼ける音や香りを間近に感じながら、五感を通して鉄板焼きの醍醐味を堪能することができました。派手なパフォーマンスは控えめにしつつも、立ち昇る炎でのフランベなど、鉄板職人による匠の技を間近に見ることができ、食事の時間を特別なものにしてくれました。シンプルだからこそ素材の良さとシェフの技術が際立つ、奥深い鉄板焼きを提供していました。モダンで落ち着いた雰囲気の店内で、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
提供されるメニューは、特別な日にふさわしい本格的なコース料理が中心でした。例えば、神戸牛のロースとフィレの両方を味わえるコースや、活けアワビや伊勢海老といった高級シーフードと神戸牛を組み合わせた贅沢なコース「瓏(RIO)」や「葵(AOI)」などが用意されていました。「煌(KIRAMEKI)コース」では、神戸牛フィレ50gと黒毛和牛フィレ50gの食べ比べができ、ガーリックライスなども含まれていました。これらのディナーコースの価格帯は比較的高めの設定となっており、特別な日の利用に適していました。また、ディナータイムには表示価格にサービス料が別途10%加算されました。
ランチタイムには、より手軽な価格で鉄板焼きを楽しめるメニューも提供しており、人気を集めていました。かつては平日限定でサイコロステーキランチをリーズナブルな価格で提供していた時期もあり、ミニカレーやご飯おかわり自由といったサービスも含まれており、コストパフォーマンスの高さが評判でした。他にも、サイコロステーキとシーフードのセットや、ステーキとハンバーグのセットなど、様々なランチメニューがありました。
座席は全席がシェフの調理を目の前で見られるカウンター席で構成されていましたが、プライベートな空間で鉄板焼きを楽しめるカウンター式の個室も完備していました。8名から14名まで利用できる広めの個室や、最大7名用の個室があり、接待や会食、家族や友人との特別な集まりなど、様々なシーンに合わせて利用することが可能でした。
特別なサービスとしては、記念日や誕生日といったお祝いの席に最適なアニバーサリーコースが用意されていました。このコースには、乾杯用のグラススパークリングワインやメッセージ付きのホールケーキ、記念写真のプレゼントなどが含まれており、思い出に残る一日を演出するお手伝いをしていました。また、食事の後に隣接するラウンジスペースで食後の飲み物をゆっくりと楽しめるサービスもありました。
惜しまれつつも、神戸牛 鉄板焼 リオ 大阪マルビル店は、大阪マルビルの建て替えに伴い、2023年5月27日(土)をもって閉店いたしました。長年にわたり、多くのお客様に神戸牛を中心とした本格的な鉄板焼きと、温かいサービスを提供し、特別な時間を届けてきた店舗でした。