大阪市北区曽根崎新地に位置する「どおぞの」は、JR東西線北新地駅から徒歩約1分、JR大阪駅、地下鉄四つ橋線西梅田駅、地下鉄御堂筋線梅田駅からも徒歩数分圏内というアクセスしやすい立地にある鯨料理と和食の専門店です。新地VIPビルの1階に店を構えています。
店内は温かみのある木の内装と柔らかな照明が配され、落ち着いた和の空間が広がります。席数は合計19席で、内訳はテーブル席4席、カウンター席5席、お座敷10席となっています。掘りごたつ式のお座敷席は特にゆったりと寛げると評判で、最大10名までの利用が可能となっており、接待や会食にも適しています。全席禁煙ですが、喫煙専用室はありません。
「どおぞの」では、日本の食文化である鯨料理を中心に、旬の食材を取り入れた日本料理を提供しています。名物として知られるのは、商標登録もされている「鯨はりしゃぶ鍋」です。刺身でも食べられるほど新鮮な鯨肉(鹿の子、本皮、赤身など)を秘伝のだし汁にくぐらせて味わうこの鍋は、これまでの鯨のイメージを変える一品とされています。新鮮な水菜との相性も抜群で、〆にはだしをたっぷり吸った三輪細うどんを楽しむことができます。コースに含まれることが多く、単品での注文も可能です。
鯨料理は「鯨はりしゃぶ鍋」以外にも多彩に揃います。鯨刺しは、鹿の子、さえずり、本皮、赤身など数種類の部位が用意されており、それぞれ異なる旨味を食べ比べできます。鯨刺し四種盛りや五種盛りの他、尾の身造り、鹿の子造り、さえずり造り、赤身造り、本皮造りといった単品も提供されています。他にも、鯨ベーコン(畝須ベーコン)、鯨ユッケ、鯨カツ、鯨ステーキ、鯨コロおでん風煮、鯨竜田揚げ、鯨生姜焼き、鯨有馬煮、尾羽毛辛子酢味噌、百ひろ(小腸)辛子酢味噌、百じょう(胃袋)辛子酢味噌など、様々な調理法で鯨を堪能できます。価格帯は鯨はりしゃぶ鍋が3,300円(税込)、鯨刺し四種盛合わせが2,090円(税込)、鯨刺し五種盛合わせが3,410円(税込)などとなっています。
鯨料理だけでなく、すっぽんコースやてっちりコース、くえ鍋コース、鱧しゃぶコースといった季節の鍋料理(要予約)も用意されています。また、熊本から空輸される特上霜降り馬刺しも自慢の一品で、霜降り馬刺しとコウネ(たてがみ部位)の盛合せ(2,090円 税込)などが楽しめます。鮮魚の造りや煮付け、焼き物、揚げ物、旬野菜を使った酒菜など、鯨以外の日本料理も豊富に取り揃えられています。
コース料理も充実しており、「鯨フルコース」(10,450円 税込)では、鯨珍味三種盛り、鯨刺し四種盛り、鯨ステーキ、鯨有馬煮、コロとさえずり煮、鯨はりしゃぶ鍋、三輪細うどん、デザートなど、鯨の魅力を余すことなく味わえます。鯨はりしゃぶ鍋が含まれるおまかせコースA(7,920円 税込)やB(7,700円 税込)なども提供されています。てっちりコースは9,900円(税込)です。
ドリンクメニューには、料理との相性を考え厳選された日本酒や焼酎、ワインなどが豊富に揃います。全国各地の地酒は月替わりで提供されるものもあり、日本酒好きを唸らせる品揃えと評されています。生ビールはマスターズドリーム(880円 税込)、地酒はグラスで税込1100円から、四合瓶で税込5500円から提供されています。
平均予算は約8,000円とされており、ディナータイムの営業時間は月曜日から土曜日および祝前日の17:30から23:00まで(ラストオーダー22:30)です。定休日は日曜日と祝日、お盆、年末年始です。予約のキャンセルは3日前までが推奨されており、それを過ぎると100%の料金が発生する場合があるため注意が必要です。
店内は落ち着いた雰囲気で、カウンター席では目の前での調理を見ることもできます。掘りごたつのお座敷は接待にも利用されるなど、様々なシーンに対応可能です。貸切についても応相談となっています。クレジットカードでの支払いは可能ですが、電子マネーやQRコード決済は利用できません。お土産として鯨の玄海漬け缶詰なども販売されています。
北新地で日本の伝統的な食文化である鯨料理を様々な形で楽しめる「どおぞの」は、質の高い鯨肉を使った料理はもちろん、旬の味覚を取り入れた和食や厳選された美酒と共に、ゆっくりと食事の時間を過ごせる店として多くの人に利用されています。姉妹店として、よりカジュアルに利用できる「新どおぞの」も近くにあります。