大阪府大阪市住之江区中加賀屋に位置する「麺物語 つなぐ」は、地元への深い愛情から生まれたラーメン店です。大阪メトロ四つ橋線北加賀屋駅から徒歩およそ4分から10分ほどの加賀屋商店街に暖簾を掲げ、地域に根ざしながらも遠方から訪れるファンも多い注目のお店として知られています。清潔感のある店内は女性一人でも気軽に立ち寄れるような配慮がされており、カウンター席からは調理の様子が見えるため、安心して食事を楽しめる空間が提供されています。席数は9席のカウンター席のみとなっており、アットホームな雰囲気の中で店主こだわりの一杯を味わうことができます。個室やソファ席の用意はありません。
「麺物語 つなぐ」の大きな特徴は、無添加・無化調にこだわった体に優しいスープです。化学調味料を使用せず、厳選された自然素材から丁寧に引き出された出汁は、あっさりとしていながらも奥深い旨味が感じられます。特に、あっさり系ながら魚介の出汁が豊かに香る醤油味の「今も昔も中華そば」や、愛知県産銘柄鶏と魚介スープに4種の塩をブレンドした塩ダレで仕上げた「明日の塩らーめん」が人気の定番メニューとして挙げられます。中華そばには全粒粉入りの細ストレート麺が合わせられており、喉越しの良さとスープとの絡みが絶妙です。「明日の塩らーめん」では、まずはスープと麺そのものの味を楽しんでほしいという店主の想いから、具材が別皿で提供されるのも特徴的です。これらの麺料理には、低温調理でしっとりと仕上げられたイタリアンポークと朝引き鶏のレアチャーシューがトッピングされており、その柔らかな食感と肉本来の旨味が高く評価されています。また、豚・鶏・魚介のトリプルスープに卵白を使用した新感覚のつけ麺も人気があり、ふわふわの卵白が太麺に絡む独特の食感と味わいが楽しめます。定番メニューに加え、季節ごとに登場する限定ラーメンも多くのラーメンファンを惹きつけています。
サイドメニューでは、「生しらす丼」や黄身をのせた「黄身しらす丼」も人気があり、ラーメンのお供におすすめです。料金はランチ、ディナーともに1000円以内のメニューが中心で、気軽に本格的なラーメンを堪能できる価格設定となっています。
店名の「つなぐ」には、店主がお店を通して人と人、そしてラーメンと人を繋いでいきたいという温かい願いが込められています。この地域で生まれ育った店主が、かつての活気を取り戻したいという思いでこの場所に開業したことからも、地元への強い愛着が感じられます。提供される一杯一杯には、妥協せず素材と向き合い、常に美味しさを追求する店主の情熱が詰まっています。メディアにも多数取り上げられ、その味は多くのラーメン好きから支持されています。特別なサービスに関する情報は見当たりませんでしたが、訪れる人々を温かく迎え入れ、丁寧に作られた一杯を提供する姿勢そのものが、「麺物語 つなぐ」のおもてなしと言えるでしょう。近隣にはコインパーキングもあり、車でのアクセスも可能です。