神奈川県横浜市神奈川区六角橋に位置する「葡萄とキツネ」は、東急東横線白楽駅からのアクセスが良好で、徒歩およそ3分から4分程度でたどり着くことができます。店舗は六角橋商店街の活気あふれる仲見世通り沿いにあり、初めて訪れる方でも比較的見つけやすい場所にあります。
このお店の最大の特徴は、日本のワインとセイボリータルトを専門に扱っている点にあります。セイボリータルトとは、一般的にイメージされる甘いデザートタルトとは異なり、野菜や魚、お肉といった食材を使った、食事として楽しめる甘くないタルトのことです。セイボリータルトを専門とするお店は珍しく、「葡萄とキツネ」はこうしたユニークなコンセプトを展開しています。
提供されるセイボリータルトには、素材への強いこだわりが見られます。タルトの生地には北海道産小麦、ブルターニュ産のゲランドの塩、そして北海道産のよつ葉バターが使用されており、すべて店内で手作りされています。中でも、ホタテを使用したセイボリータルトは多くのお客さんから人気を集めているようです。定番のホタテのタルトに加え、月ごとに内容が変わるお魚、お肉、お野菜を使った季節限定のタルトも提供されており、訪れるたびに新しい味わいに出会える楽しみがあります。タルトはサクッとしていながらもホロッと崩れるような優しい食感が特徴とされています。
ワインは、日本のワインを中心に提供されており、セイボリータルトの美味しさをより一層引き立てる、タルトの邪魔をしない飲みやすい銘柄が選ばれているようです。ワインと共に、軽いおつまみから、ペンネのようなしっかりとした食事メニューも用意されており、様々なシーンで利用できるようです。
店内の雰囲気は明るく、女性一人でも気軽に立ち寄れるような居心地の良さがあると言われています。内装には随所にこだわりが見られ、特にカウンター席には欅の一枚板が使用されており、温かみのある空間を演出しています。また、店内には店名の由来にもなったキツネをモチーフにした可愛らしい装飾が多数施されており、視覚でも楽しませてくれます。座席は1階にカウンター席、2階には4名以上での利用に適したテーブル席があり、こちらは宴会での利用も可能なようです。天井が高く設計されているため、空間全体に開放感があります。店名はイソップ童話の「キツネと葡萄」が由来となっており、ワインを提供するお店であることから「葡萄」という言葉を入れたいと考え、童話のタイトルをひっくり返して「葡萄とキツネ」と名付けられたとのことです。