神奈川県横浜市中区の本町に位置する「ふれあいショップ marine blue」は、横浜市庁舎の3階にあるカフェです。みなとみらい線馬車道駅の1C出入口からは直結しており、濡れることなくアクセス可能です。また、横浜市営地下鉄ブルーラインおよびJRの桜木町駅からも徒歩圏内に位置しています。2020年6月29日に横浜市新市庁舎のオープンに合わせて開店しました。
このカフェは、横浜市が進める「ふれあいショップ」事業として運営されています。これは、障害のある方々への就労の機会を提供し、障害のある人もない人も分け隔てなく共に働く場を通じて、市民の皆様の障害への理解を深めることを目的としています。店内は横浜の海の色である「青」をイメージした「marine blue」という店名の通り、水辺に隣接したロケーションを活かした開放的な空間が広がります。特に大きな窓からは、目の前に流れる大岡川やみなとみらいの美しい景色、そして時間帯によっては夜景も望むことができ、その眺めの良さは訪れる人々を魅了しています。市庁舎内にあるため、比較的落ち着いた雰囲気の中で、ゆっくりと過ごすことができる穴場的なカフェとしても知られています。ハワイアンをイメージした内装も特徴の一つです。カフェの隣には横浜市関連の書籍などを扱うコーナーがあり、そちらの業務もスタッフが担当しています。
提供されるメニューは、こだわりの食材を使用した軽食やドリンク、スイーツが中心です。横浜市内の障害者施設で作られたパンやお菓子、市内の酪農家から仕入れたミルクを使ったソフトクリームなどが販売されています。中でも、横浜ブランド豚である「はまぽーく」を使用したホットドッグや、濃厚なミルク感が楽しめるソフトクリームは特におすすめです。パンは白根学園の「麦の丘」から提供されており、バタフライピーという花を使った鮮やかな青い食パンを使用したサンドイッチなど、見た目にも楽しめるユニークな商品も並びます。その他、多彩なサンドイッチや各種スイーツ、コーヒーや紅茶といった定番ドリンクから、抹茶ラテやクリームソーダ、コーヒーフロートなども提供されています。ドリンクは250円からと手頃な価格設定です。
時間帯に応じたお得なセットメニューも提供されています。モーニングメニュー(7:30~9:30)はドリンク付きで500円、ランチメニュー(11:00~14:00)はカップスープとドリンク付きで750円、ティータイムメニュー(14:00~17:00)はフルーツパンケーキやプリンなどにドリンクが付いて600円から800円程度の価格帯で楽しめます。ソフトクリームは450円です。全体の平均予算は1000円程度と、市庁舎を利用する方々や周辺エリアを訪れる方々にとって、気軽に立ち寄れる価格帯と言えるでしょう。
総席数は26席です。店内にはテーブル席と、窓からの景色を最大限に楽しめるカウンター席が設けられています。開放的な窓辺のカウンター席は特に人気があります。個室や座敷、掘りごたつ、ソファ席の用意はありません。感染症対策として、席間隔の確保やテーブル、カウンター席への仕切り設置が行われています。店内は全席禁煙となっており、快適に過ごせます。Free Wi-Fiが利用可能で、各種クレジットカード(VISA, Master, Amex, Diners, JCB, Discover, 銀聯)や交通系電子マネーでの支払いが可能です。QRコード決済は利用できません。横浜市役所内にありながら、障害者就労支援という意義を持ちつつ、素晴らしい景色とこだわりのメニューを手頃な価格で楽しめる「ふれあいショップ marine blue」は、休憩や待ち合わせ、食事など様々なシーンで利用できる魅力的なカフェです。