神奈川県藤沢市長後にある「中華そば 寅 長後店」は、小田急江ノ島線長後駅東口から徒歩約15分の場所に位置するラーメン店です。国道467号線沿いにあり、駐車場も6台分完備されているため、車でのアクセスも便利です。
このお店は、創業昭和22年の歴史を持つ藤沢の老舗中華食堂「古久家」のセカンドブランドとして1999年に誕生しました。「ラーメンは庶民のものである」という考えのもと、手頃な価格で満足できるラーメンを提供することを目指しています。豚ガラをベースに、利尻昆布や鶏皮などからしっかりと出汁を取り、特製ダレで味付けをしたスープに、じっくり煮込んだ背脂をチャッチャと加えることで、意外とさっぱりとした口当たりに仕上げた湘南あっさり豚骨ラーメンが特徴です。麺はスープによく絡む中細縮れ麺を使用しています。
メニューには、看板メニューの「寅そば」をはじめ、「塩寅そば」、「味噌寅そば」などがあります。価格は手頃で、「寅そば」は450円(税込)、他のラーメンも400円台から提供されています。サイドメニューとして「焼餃子」や「メンチセット」、各種トッピング(煮玉子、メンマ、のり、チャーシュー、白ネギなど)や替玉も用意されており、お腹の空き具合や好みに合わせて選ぶことができます。また、「アジフライ+餃子セット」といったセットメニューも存在します。生餃子の販売も行っているようです。支払い方法としてはPayPayが利用可能です。
店内にはカウンター席が約12席と、2~3人掛けのテーブル席が6つあり、総席数は40席となっています。一人でも気軽に立ち寄れる雰囲気がありながら、ファミリー層にも利用しやすいテーブル席も備えています。個室、座敷、掘りごたつ、カウンター以外のソファー席やテラス席はありません。全席禁煙となっています。
オーダー方法は、卓上のQRコードを読み取り、自身のスマートフォンから注文するシステムが導入されています。スマートフォンを持っていない場合や操作方法が不明な場合は、スタッフによる注文も可能です。このシステムは、コロナ対策や従業員の作業軽減、提供時間の短縮を目的としている一方で、操作に慣れていない場合には煩雑に感じる可能性も指摘されています。
お店は年中無休で営業しており、営業時間は11:00から22:00まで(料理L.O. 21:30)となっています。以前は24時間営業だった時期もあるようですが、現在は上記の時間での営業です。ランチ、ディナータイムともに利用しやすい営業時間と言えるでしょう。店内は清潔感があるという口コミも見られます。
藤沢のソウルフードとも呼ばれる「古久家」のDNAを受け継ぎつつ、独自のスタイルで提供されるリーズナブルで美味しい中華そばは、地元住民に長く愛されています。シンプルながらも計算されたスープと麺の組み合わせ、そして多彩なメニュー構成が魅力と言えるでしょう。